Ferrari F355 (98年式)
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1994年F348の実質的には改良モデルであるがフェラーリの実力を世に知らしめたV8 3.5L 380ps 36.7kgのトルクを誇るモンスターマシン。現在のF360より古くからのフェラーリらしさを残しており、お気に入りの1台である。

FHPということでノーマルの355よりは操縦性に優れるが、唯一初めてフェラーリが採用したパワステは軽すぎ、100マイルをこえた領域でフロントのリフト感が。しかし回転が上がるにつれ吼えまくるエンジン音は、何回乗ってもアクセルをぐっと踏み込みたくなる麻薬性を帯びている。低中速コーナーはM3より遥かに安定し、まさにオンザレール感覚だが、高速コーナーは軽すぎるPSにより不安感が残る。M3は静かに早く、355は爆音つきの速さ。

加速はカタログ値 0−400 12.7秒と文句ないが、M3よりちょっといいのかなと感じるくらい。この領域になると並べて走らないと分らない。まだ2000キロも走ってないが、オイル消費は1000キロで500mlとスーパーカーということを考えるといい線。でも、M3はほとんどオイル食いません。

*2003年3月 M3と同時にエアバッグはずしてステアリングをモモのコンペティションに交換、昔のクラウンみたいに見た目も動きもだるいのが一変。絶対お勧めのステアリング交換。

*2003年6月 ほぼ1年で5000km走行しオイル交換。長時間乗ると腰痛発症。ナイトの名物店長に相談するも「座布団でもあてて下さい。」と冷たい一言。オプションのスポーツシート探して欲しかったんだけどまず手に入らないとのこと。フェラーリにおざぶじゃ合わないんだけど......。 どなたかいい方法教えてください。

*2003年11月 デジタル8tr積み込み集音会に参加。3Ch録音しましたが車内で録ると上品な音質。外部でとったものとあわせて近々公開します。

*2005年5月25日  別れは突然やってきた。         最後のドライブ、伊豆スカイラインを快走、超安定したコーナリングとステアリング交換後の高速安定性は今でもやっぱりかなりな物。  最上のハンドリングをほぼ3年楽しんだけど355ミーティングでもっと大人のGTに乗る年だなと実感しそろそろ卒業。ナイトではやっぱり手放すの止めると伝えその場を離れたが、東名の手前で引き返し、迷ったあげく預けてきた。コーンズものフィオラノの355はなかなか入手困難とナイトの店長の一言で悩んでしまった。  またフェラーリ乗るときは君を選ぶかもF355。