転居前のオーディオルームはこちら>>

       

2009年9月 転居 新オーディオルーム公開


和歌山有田から親父の愛機を移設し、 私の機材と共存させている。



 

地下への階段





ここを下ると

スタジオへの入り口、入って右にはお休み中のマッキントッシュ C22とMc275 かなりこってり系のサウンドを広げる。タンノイのヨークあたりがベストマッチかもしれないがこれらもお休み中。あるいはJBL143Uあたりを鳴らそうかなあ。

上にはB&Oのベオグラム8002 MMC1のカートリッジつき、さらっとした音の爽やかなLPプレーヤー。

1986,7年に購入したピエロの置物、はじめて出あって、当時5000円も出して人形買うのはどうよ、、と感じつつもやっぱり今でも横顔がかわいい。購入後2年ほどで丸い玉の部分を破損、左手も もげたけど何とか修復して現在に至る。赤いインパクトのある模様は、、修正した、ビニールテープ  mmm。 他のピエロの陶器人形と素敵な2階建ての部屋で毎日過ごす。


階段途中のミニカーコレクション




防音ドアに遮られたスタジオが広がる。

 



スタジオの概要

このスタジオは、東西11.4m 南北4.9m  55.9平米(33.8畳)に内装にGW充填や傾斜壁を施工し実質28畳程の広さで使用中のもの。高さは2.5mから2.4mである。 壁は18mm合板に九州から取り寄せたメープルをスライスした薄い本杢を張りつけて仕上げている。


   
スタジオに入って左(東側)にタンノイオートグラフとATC SCM100SL PTを設置、どちらもイギリスのスピーカー。
両者に相通ずる重厚な響きは、英国の伝統の音を味わえる優秀な奴らである。
  階段を下りて正面(南側)の壁、1930年代のフルアコ4本とヤマハC7   階段を下りて右側(西)方向にJBL+TADによるWウーファーの3ウェイ
半地下の小窓から駐車場が臨め、愛車を見ながら音楽を聴いている。

   
スタジオ南側から東側の機材を臨む。スクリーンは音透過型サウンドスクリーン120インチ。 リモコンワンタッチにて電動で上下収納可能。   右ドアが出入り口階段へ、左はCD、LP、ギターの収納庫に通じるドア。   同じく西側を南側から臨む。


       



英国スピーカーセットと真空管アンプ群

 

2014.9 オートグラフの音源変更度挑戦。

エソテリックP70VU D70VUを手放し入手したプレイバックデザインズ MPS5
導入したばかりあではあるが音質的にはEMMとアキュフェーズの中間の音
CDのデータもアップサンプリングされEMM同様なめらかな音質に変身。

さらにはプリアンプをマランツ#7 オリジナルに変更。 2台ある#7のうち上部がオリジナル1960年製 シリアルNO. 10597。

中身のコンデンサー類は新品のブラックビューティを入手してもらいマサトレーディングで調整変更。さわやかなくっきりはっしとした音を聞かせる。

50年以上前の逸品ではあるが 肝心なボリュームは完璧なオリジナル状態であった。よってガリ皆無

この個体 よく見るとシャンペンゴールドの輝きをもちごく少数製造された特別なものと感じるところ。

 

上 オリジナル#7C
下 #7k ブラックビューティ仕上げ

下段の7Kもマサトレーディングにて新品ブラックゲートに交換しボリューム以外、ほぼオリジナルの状態の優れものであるが、オリジナルと比べさらに元気でパワフルな感じがするところである。もう一台の#7kは会社の事務室でビタミンQにてさらにシャープに鳴っている。

  3台の#7


MPS5

米 プレイバックデザインズの人気のSACDプレーヤー
高価なのでサンプル品(MPS3とMPS5)を入手し聞き比べMPS5導入。しかし製品にはサンプル品はないひずみを感じ下記のようにオシロスコープでチェックするとかなりなノイズ発生。おまけにピ〜っていうような発信フルボリュームでは伴って出てくる始末。販売会社、輸入元の方に拙宅にお越しいただき現状説明し、商品の交換となった。待つこと1か月新しい商品は届いたが、、、、、
製品#5505とサンプル品#5193の比較は下記の通り


 

MPS5 MPS3種々の機材と接続し比較しまくり。
アキュフェーズとemmの中間の音色  MPS3はややくっきり傾向、純然たるSACDソフト再生はやっぱりMPS5に軍配上がる。動作もMPS3 早送りなど不安定な部部分を見せた。フイリップス製とティアック製のドライブメカの違いかな。



2015.1スーパーツイーターの追加 1 


 

"ELAC/エラック 4PI PLUS.2-HG スーパーツィーターをオートグラフに追加、#7の低域33段階絞り70Hz以下はフォステクス80cmに任せることにしてフォニックとDG48で測定したらご覧のとおり。

10000Hz以上がDG48では頑張りすぎている感じ、フォニックではいい感じなんだけど。聴取してELACのレベルを上げ下げ中。いずれにせよDG48は使わずともオートグラフが超現代的なメリハリ、切れ込みのある音に変身。ジャズ聞いても楽しい!

追加するとやはり空間表現が豊かになる気がする。まさに気配。



MPS5 ノイズ発生状況
製品#5505とサンプル品#5193の比較は下記の通り

ノイズ状況
MPS5 #5193 50mv 0.1ms
  ノイズ状況
MPS5 #5505 50mv 0.1ms
  ノイズ状況 Rch
MPS5 上#5193 下#5505 50mv 0.1ms
   


ノイズ状況 Rch
50mv 0.1ms 上 EMM DCC2 下 Acc DC801
  ノイズ状況
上 EMM DCC2 下アキュフェーズDC801 1mv 50μS
 


MPS5 #5193 DG48によるノイズ発生状況
C3800 フルボリューム
低域60〜70hz、20000hz前後にノイズ発生
  MPS5 #5505 DG48によるノイズ発生状況
C3800 フルボリューム
低域60〜70hz(撮影されてないが)、20000hz 前後にノイズ発生するも #5193より少ない
  EMM DCC2 DG48によるノイズ発生状況
アキュフューズ同様発生なし
   





英国スピーカーセット2種と真空管アンプ中心のセット機材全景。

 

2011.5 スピーカーセット2種の機材全景。

この部屋は、スピーカーの後ろ(東側は50cmの空間をとった大吸音そう、西側は10cm厚のGW設置)と天井部分がGW32kgや48kgのグラスウールでの吸音そうとなっており、それとは別にピアノの南側、腰下部分を同じく吸音そうとしている。
MJ無線と実験などで提唱されている後壁反射だと音の暴れが気になり、さらに天井高は標準より10cm上げたものの、これ以上はコストを考えると躊躇、よってスピーカーのある部分の天井は奥行き1.2m程吸音そうとして天井高を疑似的に稼ぐ仕上げにしている。左右についてはのこぎり形状として反射を拡散。この設定は一時反射を防ぎ私好みの音場を構築し、よくできたCDではうまく設置したこの2台のスピーカーの外側から音が聞こえる奥行きのある3次元的な音場を提供してくれている。
LPプレーヤー・トーレンスプレステージには、SME3012RとシリーズXが設置されている。
右端は特注アピトン合板プレーヤー。SME3012Rと3009imp。


TANNOY Autograph(K3808)
両端の大きなタンノイ・オートグラフをドライブするシステムは、よどみのない音を聞かせてくれるLPプレーヤー・トーレンスプレステージは改装し弾む音色に変身したマランツ#7から2011.5に購入したマッキントッシュMc240に送られ以下の組み合わせより、重厚さの上により輝きのある音に変身し唸らせられた。以前はウエスギUbross1から父・中北壽治オリジナル300B パラプッシュプル45W モノラル 2台に接続され重厚かつ爽やかなクラシックを聴かせていたがいろんな組み合わせで楽しんでいる。 、また同ラインUbross1よりアキュフェーズのチャネルデバイザーF15にて70Hzでカットされた低域をBTL接続され540Wを発生するマッキントッシュMc7270に繋がれ、以前のステレオ接続より能率がはるかに上がり、どっしりたっぷりした超低音がフォステクスの直径80cmの大口径の大筒より溢れだされる。 さらに左下にあるemmのSACDプレヤーCDSD+DCCの出力もプリアンプ各種に接続されている。 使用ユニットはデュアルコンセントリック K3808 やや高域がきついので、エナコムコンデンサを挿入しまろやかな音に変身。

 
TANNOY York (HPD385A)
オートグラフ下に配するのはタンノイ・ヨーク。かれこれ30年近く愛用。   2011.6 訳あって自宅に戻し種々のアンプをつないで鳴らしてみると、オートグラフほど主張することなく遥かに現代的な音を奏でるものだと再認識。 マッキントッシュC22とMc275の組み合わせで最良な響きをもたらす。 ハイドンのピアノコンチェルト ローランド・バティック演奏はきめ細かい煌びやかなピアノの音色にうっとり。さすがタンノイ。使用ユニットはデュアルコンセントリック HPD385A K3808より一世代前の同じく同軸2ウェイでこちらの方が耳に優しいかも・・・
 

 
2011.5現用のプリアンプ4種。左上よりウエスギUbr1,中 マランツ#7、マッキントッシュC22、右上はATC用のマッキントッシュC34V。

    ←マサトレーディング製 パワーアンプ、スピーカー切り替え装置。 大変な物量を投入した小野さんの自信作。 切り替え接点によるマイナス要因は皆無でいろんなアンプの音色を瞬時に変更し楽しめる。

   
↑左からATC用のマッキントッシュMc2500、同Mc240とMc275   ↑マサトレーディングより購入したMc240 かなりな上物でブリりアントで重厚な響きでオートグラフをコントロール。 1964年製   ↑こちらは言わずと知れたMc275、オートグラフにはオーバーパワーで低域が出過ぎてしまう。こいつはタンノイのヨークあたりを鳴らすのには最高。

  ←横に並べると壮観!

  2011.2.25 今日は親父の誕生日、生きていれば88歳かな、、、。   和歌山の従兄、しげちゃんに、夏に送ったアーデンとDENON DCD3500Gをコントロールするためにマランツ7kを調整後に送ってあげると大口叩いていたのに、マサトレーディングに調整に出して梱包したんだけど、、ここから問題が発生。  同ラボで2台を聴き比べた時はあまり違いを感じなかっただけど、親父の使っていた7kを上杉とつなぎ換えて聞いたところ、驚!!! オートグラフではあまりはずまなかったピアノや、不得意なはずのJAZZのウッドベースが全体に分厚く弾む、特に厚い中域の音に支えられ音楽がはずむ事はずむ事!!   マサトレーディングにて見せてもらった中身は親父が使っていたやつはコンデンサを軍用ビタミンQに交換していた事実が判明。  長年使っていた僕の7kはオリジナルのマランツ7Cの後期型と類似のものである事が分かった。 長年使っていたノーマル7kの音質は上品だけどあまり主張がなく、上杉ほど繊細ではないエッジのとれたまるーい口当たりの音質だったので、親父の使ってたのもそんなもんだろ、だからどっちか送ってあげればいいかなと感じていたけど、修復して聞いてみてびっくりだった。 そこでノーマル7kをさらにマランツ7に近付けるためブラックビューティーなるコンデンサと整流素子をダイオード改めセレンに変更を今なら出来ると進言され、一旦は断ったものの自宅にて梱包を外しオートグラフに接続したところあまりの差に唖然として、ブラックビューティに輝く星を感じ、しげちゃんに「7k送るの無かった事にして」と口で言えないからメールにて謝罪。 よって長年使った7kはマサトレにてただいま改造中。 

 

2011.3.1 あっと言う間に改造は終わり、写真のように変更。
写真上から 整流素子はダイオードからオリジナルタイプのセレンに交換。


2段目は 電圧用ダイオードをブリッジセレンに交換。


3段目 7kのちょっと安っちいボリュームは東京コスモスの重量級のものに変更。


4段目 フォノ部のチューブラーケミコンはオリジナル同等品に変更。

   

上段 フォノ部カップリングコンデンサーをブラックビューティーに


2段目  フラットアンプ用カップリングコンデンサーをブラックビューティーに


3段目 そのほかのコンデンサもブラックビューティーに変更。


4段目 ここまでやっていただきました。 7Cと同様の部品足をからめた接続に変更。これは数百台の7Cをいじってきた経験上、こうでないと気持ち悪いとのこと。


 

親父 はんだもれあったって、、。

黒い配線がつっぱているのを余裕を持たせた材料に交換。

   

修理前と修理後

で、見た感じもこんなに渋くびしっとなりました。

オリジナル7Cとの違いは左端の湾曲した配線がもっと直線的で、黒いスポンジでフローティングされている状態になれば最高なんだけどと小野さん。

音質は激変・・・こんなに変わるものかと驚き・・・主張がなく大人しかった#7がはずむ明るい音色の完ぺきな本来のプリアンプに変身してしまった。


  emmのSACDプレヤーCDSD+DCC2  
非常に滑らかな質感を奏でるカナダ製プロ用CDメーカーemmのSACDプレヤーDSD+DCC2   このSACDプレーヤーは絵画的なニュアンスで音楽を聞かせてくれるので、英国スピーカーには相性がすこぶる良くて蜜月な関係を続けている。技術的には通常のCDでも5.6448Mhzまでupコンバートしてなめらかなアナログみたいな音色を醸し出している。DCC2の上にはマランツのCD・RRCが居候中。emmのプレーヤーの弱点は回転音、、、演奏中カラカラいう音には少々幻滅。もう少し離れたところに置くべきなんだろうなあ。あと、めったにないけどデジタル機器を切り替えるときのスイッチノイズは気をつけないとスピーカーを痛める。プロ機製造会社なので細かいところは目をつぶるべし。最上段はトーレンスプレステージ。

  エソテリック CD専用機 D70vu+P70vu
店頭で初めて聞いたときはこんなに情報が密に入っていいたんだと驚いたもの。4倍オーバーサンプリングし176.4khzまでアップし緻密できりっとした音色。ATCをきりっと鳴らす。 
 

 

オートグラフの無響室特性(多分HPD385A)・・・70Hz以下は図体が大きいのにもかかわらず、ストント落ちている。 ステレオサウンド紙上ではオートグラフを鳴らすため、たっぷりな低音が出やすい部屋を設計し発表されているが、逆に低音がたっぷりしているスピーカーでは低音がかぶり過ぎ、ブーミーな音になるのではないかと疑問を感じる。
思うに、オーディオルームの部屋特性は無教室特性に近く、その上にある程度響きが入った部屋こそがスピーカー個々の特性を出しやすい理想的な部屋だと感じるところではあるが、そもそも趣味の世界、そんな定義もご法度かも。
我が家のオートグラフは、無響室特性に近い状態で鳴っているようで部屋的には癖のない部屋が出来ているのかと思うところである。



 

オートグラフ単独の周波数特性 1(ユニットがK3808につきラジオ技術のデータとは多少の違いはあるはず)

聴取位置はスピーカー後壁より3.7m、スピーカー前面より3.4mの位置

無響室特性と同様80Hzまでは出ているが、それ以下はだら下がり、以前はB&Wのサブウーファーで補強していたが、自宅に引っ越してからは和歌山の実家から移設した80cmに依存することに。

 

 

オートグラフ+80cmウーファーの周波数特性

聴取位置はスピーカー後ろ壁より3.7m、スピーカーより3.4mの位置

80cmウーファーと同時に鳴らすことで以下のように十分な低域特性が得られることになった。しかし厳密に言うと、80cmウーファーの振動板は壁の奥にあり位相が合ってないと言えばあってないけどそんなことは吹き飛んでしまうたっぷり感に文句は出ない。


 

フォステクス80cmウーファー単独の周波数特性、F15にて70Hzでカットするも200Hzまでは出てしまっているのは致し方ないところ。

 

 

オートグラフ+80cmウーファーの周波数特性 3

聴取位置はスピーカー後壁より6.2mの位置。 グランドピアノの先、プロジェクターの横、ちょっとピアノの張り出しが気になるところではあるがこれはこれでゆったり楽しめる位置。 160Hz以上は距離が遠くなって全体的に減衰しているが31.5Hzと100Hzの山が残っているのは部屋の容積からくるものか。 100Hz以外はATCの同じ位置での周波数特性と酷似と感ず。



ATC SCM100SL PT
 

オートグラフと同じく英国製の紳士、いや淑女、、サイズよりはずいぶんたっぷり歌ってくれるけど、オートグラフと比べるとスケール感は劣る、箱サイズの影響かな? 音質的にはこっちはやっぱりモニタースピーカーにつき英国製の重厚さのなかにきりりとしたところも、、。

ATC SCM100SL PTと親父の作品である真空管アンプ群

上段右2台は300Bパラプッシュプル モノラル仕上げ。
中断左は300Bシングル2台、中はマッキントッシュMc7270、右は300Bプッシュプルモノラル。
これらの300Bアンプはオートグラフのために制作。

SMEのアーム3012Rと3009imp を乗せたテクニクスSP10V+特注アピトン合板+ローズウッドツキ板で化粧した 80kgプレーヤー 一人では動かせず二男 晃音と奮闘し設置。
音質は非常にかっちりした音である。将来的には磁石の反発を利用したボードかインシュレーターで浮かせてやりたいと構想中であるが重すぎて厳しいかも。


 

ATC100SL PTのユニットは広域は25mmのソフトドーム、直径75mmの中域ユニットの力量に負うところが大きいが、31.4cmウーファーはたっぷりとしたストロークで豊かな分厚い音を披露してくれる。以前も書いたが、秋葉原にバーチカルツインモニターJBL5800を購入しようと勇んでいったものの、143とあまり変わりなし、もっとぶっとい中音域のでる厚いこいつにすっかりやられてしまった。
http://www.electori.co.jp/atc/SCM100SLPT.pdf
当初DG48はマッキントッシュXRT20に使用していたが、別室に移したたため、イギリスのグラマーなスピーカーの品格を上げるため接続されている。イコライザーカーブはフラットに調整したのち、ステレオサウンドで御馴染の、3つの山特性を意識しつつ、映画などにも対応できるある程度きりっとした音質にイコライジングして楽しんでいるたが、2011.5 デジタルから高品位のアナログにせっかく変換なされたのに、またDG48を使うとデジタル処理されることに疑問を感じ現在はアナログパラメトリックイコライザーAEF1にてATCを調教している。


 

ATC SCM100SL PTの周波数特性
聴取位置はスピーカー後ろ壁より3.7m、スピーカー前面より3.15mの位置。

DG48にてフラットに調整し、80Hz、750Hz、5.6000Hzに山を作り200Hz2000Hzに谷を作るというステレオサウンド 石井さんのいい音特性を借用、でも完璧そうすると上が物足りなくスピード感や切れが出ないので5、6000Hzはあまり落とさない感じで設定している。 

 

 

ATC SCM100SL PTの周波数特性 聴取位置6.2m

聴取位置はスピーカー後壁より6.2mの位置。 オートグラフと同じく、グランドピアノの先、プロジェクターの横、ちょっとピアノの張り出しが気になるところ。やはり距離の影響で全体的に減衰しているが同じく31.5Hzとこちらは63Hzのピークが残る。オートグラフの設置位置と微妙にずれるからか?



   

テクニクス20A
子供のころの記憶では弩級OTLアンプであり、やたら沢山の真空管が配置された異様ないでたちのアンプと感じた。現在の評価ではダンピングにやや難ありとの評価もあるが、休眠中であるがいずれ鳴らしてみたいアンプである。

 

300Bパラプッシュプル
1994年から亡くなる96年にかけてオートグラフ用にと3種類の300Bモノラルプッシュプルアンプを制作、プッシュプル2台の図面は存在するが、パラプッシュプルの図面は発見できず、、亡くなる数か月、魂を込めて作った最終作品である。

 

300Bプッシュプルモノラル仕上げ、ESTiの真空管
出力トランスをタンゴとタムラの2種を設け切り替えて楽しめる設定になっているものの、、、あまり違いは分からない自分の耳に幻滅。


   
300Bシングルアンプ   300Bプッシュプル モノラル こちらはウェスタンをおごる。
PPPよりこちらのほうが元気な音かな。

 

裸になったスピーカーのユニットたち。

オートグラフはK3808 38cmウーファーデュアルコンセントリック、同軸2ウェイ。
右側の広域特性がやや出過ぎなので、エナジーで3db下げてバランスどりしている、3808ユニットは高域がややきついと評されるが、エナコムコンデンサを入れることで耳に優しい音に豹変する。お勧めの一品。


 

中ほどのラックのF15は御休み中。いずれXRT20をマルチチャンネル化したいと考えているのでその時は活躍願うけど、XRT20のツイーターコラムは1500Hzで分割したいところではあるが、親父が残したチャンデバボードは650、1200、1800、2500Hzしか無いのが惜しまれる。

 

 

LPカートリッジはこんな感じと他にも装着中の+αあり。

MC2000は親父のとあわせて3個、繊細で上品な音質、、半額以下で販売されていたので二人でこぞって買ってしまった。ほかに以前親父が気に入っていたトーレンスMCH2や菅野沖彦さんが気に入っていたMr.ブライヤーもそのうち聞かなくっちゃ、、、


 

トーレンスプレステージの盤上

完璧にダンピングされた本ターンテーブル。

 

 

トーレンスにセットされたカートリッジたち。


テクニクスSP10VにセットされたオルトフォンSP20スーパー+3009imp くっきりすぱっと男っぽい切れ味のカートリッジ。


同じくテクニクスSP10VにセットされたオルトフォンSPUクラッシクGE+3012R   こっちは重厚かつスピード感のでるクラッシックの現在録音に僕は最適と感じる上品なGシェル。 柔らかい上品な音質。

 

昔、親父からかっぱらってきたフィデリリサーチの重厚な音のする昇圧は他には代えがたい昇圧トランス。3オームと40オーム

テクニクスSP10V+特注アピトン合板+ローズウッドツキ板


       



AVシステムとCD、LP、ギター群

   
窓からはアストンマーチン DB9   窓からはフェラーリ512TR   マセラッティに変更

YAMAHA C7 グランドピアノ 1969

 

 

 


1969年製造 ヤマハC7 象牙鍵盤であるのでやや黄ばみが出ているのが味わい深い。
音色は弾力があり、これぞグランドピアノという風格が感じられる。 スタンウェイにはかなわないが、個人的には十分満足な音色を発情中。 もう40年以上の付き合いだけど、うまくは弾けない、、相変わらず。

 



AV関係のラック

ブルーレイディスク、DVD、VIDEO2台、LDがセットされているがフルハイビジョンを経験すると、過去の機材には戻れず。
さらに、パナソニックのTH2000は多少の光量にも負けずに素晴らしい画質を提供してくれる。
対角線で7.5m=300インチまで拡大可能であるが、そこまで大きな壁は用意できず120インチで我慢、我慢。でも、十分です。
音声はマランツのAVプリアンプ AV8003 6ch出力で使用。 フロントはATC リアはヤマハの4chアンプにて黒い縦長バーチカルツイン モニターオーディオ ラディウスプロ4本にて映画館に変身。


AV8003

↑TH2000

←リアスピーカーには ラディウスプロ


AV機材のラック
左下は200Vからの
ステップダウントランス

現場にて撮影した、、のではなく、、
プロジェクターより撮影した画面。

石川遼くんもこんな感じで現れます。



CD,LP、Guitar 収納庫へ


右側ドアより入室

壁は福岡から取り寄せて、天然杢のメイプルを薄くスライスしたものを18mm合板に張りつけたもの。色合い、触り心地、、最高です。

収納部入り口、左下は除湿機、吸い取った水はタンクに貯蔵されポンプで地上に排出。

前室は6畳少々でCD部屋


 

入って右もCD、CD、CD 沢山4000枚?


LP 沢山、、、 5000枚?

 

さらに奥はギター部屋とLP 約10畳 湿度は50%前後に設定
その奥の黒い出入り口先にはギターケース60個以上の収納部屋


ギター沢山




       



McIntosh、TADスピーカーとトランジスタアンプ中心のセット

TAD TD4001+1601a X2 スタジオモニター


 

2014初春スーパーツイーターの追加

"スーパーツイーター GEM TS-208ver.3 ホーム照会にてウェストレイクにつないだ瞬間、ギラギラ音がふわっと広がる爽やかな音に驚いた。バージョンアップを勧められたが40万円近くするので断念。取り合えすそのまま使うことに。

黄色い個体は0.47マイクロファラッドのコンデンサ、直につないで10000Hz以下を減衰させたがTADドライバーと混じり合いつながりがいまいちだったので10000以下を殆どカットしたところ心地よしのシンバルが上品に煌めく。

もう、なくてはならない存在になってしまった。  磁力が強烈で、リボンがめちゃ軟な本器は扱いが難しい気ままな淑女であるが可愛がればなつく猫。

2015秋 現在はDF55とA45で7000Hz以上を鳴らしている。



 
208追加後の周波数特性 左アキュフェーズ 右マッキンのパワーアンプ
以前よりドライバーを0.5dbほど減衰させた。

以下は208挿入前の周波数特性
左アキュフェーズ 右マッキンのパワーアンプによるもの

こちら側も組み合わせ変更

全て2ウェイ  クロスオーバーは580Hzにて90db/Octカット 
2013.9にそれまでの2445Jと075に変えてTAD4001を入手
低域の1601Aとの相性は完璧で、どうして親父はこっちの組み合わせにしなかったのかと感じる次第。
ジャズでもクラシックでも重厚に鳴らすこの組み合わせに、音源をすべて聞き直し新鮮な感動を得て非常に満足。
組み合わせるCDやアンプもEMMをこちらにもってきたりプリアンプ、パワーアンプも5系統のラインで動作させている。DG48を通すと音のバランスは改善されるが、ない方が切れ味が豊か、ON OFF繰り返し試行錯誤中。

  1. アキュフェーズ C3800 DG48(HS) DF55  A60 M100X2  バランス接続
    組み合わせ的にはクールで爽やかで切れる音色、解像度ばっちりでニコンの写真にちょっと薄い色付けという印象
  2. アキュフェーズ DC330(HS) DG48(HS) DF55 A60 M100X2  HSリンク接続
    1よりさらにクール、中域の乗りが1より薄い
  3. マッキントッシュ C40 DG48(HS)DF55 Mc1000X2 Mc2500ブリッジX2 全て1000W作動  合わせて最大4000W アンバランス接続  落ち着いて聞けるたっぷりした音、広域にはMc1000をおごり2500のステレオ使用より切れ味のある音色に。さらに低域は2500のブリッジ接続により結構しっかりたっぷりの聞きやすい最上のコンビ。
  4. マークレビンソン 380L  DF45 334L 4366Lx2  バランス接続
    アキュフェーズとマッキントッシュとの中間の音色で都会的な上品さを醸し出す。 380Lもなかなか捨てたもんじゃないプリアンプ。
  5. マッキントッシュ+マイケルソンオースチン真空管コンビ  C22  DF45 TVA1X2 アンバランス接続
    たっぷりこってり脂の乗った油絵的な音色。マランツ#7 オリジナルをしばらくつないでいたがC22とのコンビがTVA1はベストマッチかも。聞きつかれしない甘い中域。高域はやや緩徐。

以上 音源にEMMとアキュフェーズDP800+DC801使用
   EMMのたっぷり中域低域はTADのモニター的な音を自然な滑らかな音色に変換

パワーアンプ群


 
マッキントッシュXRT20
  1. アキュフェーズ C3800 DG48  A45 
    A級45WのA45でも爽やかな音で楽しめる。
  2. アキュフェーズ DC330 DG48 音圧調整し A45
    DC330からのH Sリンク出力はDG48のアナログ出力は音圧調整不可、自作の東京光音ボリュームで音圧下げてよりクールな音で鳴らし切る。
  3. マッキントッシュ C40 DG48 Mc2600
    当たり前だけど一番相性のいい組み合わせ、マッキンのたっぷりした音色が楽しめる。DG 48にていかような音色にも変身可能であるがハイスピードの切れ込みある音はメタル振動版でないと厳しいな。

JBL2445J+075+TAD1601a×2とMcIntosh XRT20
 

2012初春JBL2445J+075+TAD1601a×2の3ウェイとマッキントッシュXRT20のウーファー部分を上下逆さまにセット

メインの機材の間隔が広がりより広大なスケール感を発揮。 XRT20は逆さまなので菅野沖彦さんあたりにお叱りを受けそうな設置だけど、特有の音場感は変化なし。


XRT20をドライブするのはアキュフェーズDC330とA60のコンビ。
しばらく東京光音の5万円もするVCを使った減衰器とパワーアンプをダイナコmkVや、もう一台買い足したお気に入りのTVA1、アキュフェーズのP300.P400などでマルチチャンネンにして鳴らしていたが満足できず、きりっとした持ち味のDC330を探し出し、SACDから直接330に入力後DG48を介し、A45より遥かに密度感のあるもっちりとし充実した暖かさのある音色を実現するA60でドライブ。   こってりなマッキンで鳴らすよりよりスピード感あり上品な音色に変貌。   毎日聞くには聞き疲れしないなあXRT20。 でも過去に瀬川冬樹氏の記事で中途半端と書かれていたが、当てはまるところもあり。

 

 
JBL2445J+075+TAD1601a×2の3ウェイとJBL143MKU

JBL2445J+075+TAD1601a×2は親父自家製のスピーカーボックスに設置され3ウェイにしたり2ウェイにしたりして楽しんでいる。 圧倒的なスピード感と切れ味はホーンドライバーの音質そのもの。調整し、ジャズでもクラッシクでもなんでも鳴らせる奴に調教した。



 

2011.1JBL2445J+075+TAD1601a×2を駆動するのは、広域JBL075+2445Jは現在はアキュフェーズA45 A級45W  低域TAD1601a×2は同じくM100 AB級500Wだけど5Wまでは純A級、メータ読みでは1Wもかなりな音量でも使ってないので上下上品な純A級にて駆動中。

広域は2010年までは古いP400を使っていたが、時々ご機嫌悪くなるのでこの際A級で出来るやつを購入した。 P400もやっぱりいいアンプ、今でもハイスピードな切れ味で2445Jを手名づけ堅いストレートな印象。A45はさらに甘さや柔軟さを備えたリッチな音質に進化している。 切り替えて聞いても楽しめます。引っ越した2009年はマッキントッシュMc2500、2台で駆動していてこってりした音で十分満足していたが、アイドリングでのノイズが気になり移設後はアキュフェーズに変えたのだけどめちゃ静かになり大正解であった。2011.3 後述のとおり075はお休みさせているが、2445Jの甘くたっぷりした中音域でゆったりとした音を楽しめる。 20数年たってもいいものはいい。

こちらのシステムのプリアンプアンプは同社のC240を使用し同じくアキュフェーズDF45デジタルチャンネルデバイザーで高低を分離、こいつはすぐれもので各ユニットの配置による位相差をcm単位で揃えてくれるため、各ユニットの振動板位置が統一され奥行きのある再生に強力に貢献している。それは過去に使用していたF15よりはるかに進歩しマルチチャンネルを極めるにはこの機材は外せない。

アナログプレーヤーはDENON DP100とテクニクスSP10MK2を搭載した純正キャビネット。さらにトーレンスTD126センテニアル。


↑2011.5 プリアンプをアキュフェーズの最新機種 C3800に変更。 ビンテージのC240とは雲泥の差、音の鮮度が上がり高域の輝き、中域の粒立ちや張り、締まってはいるけど硬過ぎない低域に感激。 C3800からバランス伝送でDF45のバランス入力にはいり高域はA45、低域はM100は以前と同様であるが、もう一系統のアンプでドライブするため、ここからマサトレーディングお勧めのアンプセレクターを介しスピーカーユニットへ、 もう一系統とはマッキントッシュC40からアンバランス接続でDF45を介しMc2600で高域をMc1000で低域を駆動するシステム。

  アキュフェーズとマッキントッシュ、前者は切れとスピードと鮮度、後者はこくたっぷりのまろやかな鳴りっぷりで出来の良い真空管に近いイメージ、、それぞれソフトにより使い分けている。 ジャズはアキュフェーズ、オーケストラをたっぷり聴くのはマッキンかな。このシステムを設置するのは親父と私の合作キャビネット、20年以上前に親父が作った2段目以上の下に30mmの合板を主体とする1段目ラックを作り、全重量430kgを支えている。移動にはキャスターを付けると床が凹むので、カグスベールもどきでさらに厚みのある「らくにスベール」を6枚使用したところ、結線時一人でも移動できるようになり満悦。


ネットを外した全景。 143の下のヤマハYST1000は現在使用していない、以前の部屋では低域を補充する必要も感じたがこの部屋にはうまくマッチしているようである。 143の上は本当は置き台。
JBL2445J+075+TAD1601a×2の40cmウーファーは圧巻。143の30cmがちゃっちく見える。


←JBHL88 通称 蜂の巣 ホーンはその昔、ステレオサウンド誌の黛編集長に依頼して入手したものだとか、、、?

  JBL2445J+075はインラインに振動板を配置、ウーファーのTAD1601a×2は構造上下げるわけにもいかずアキュフェーズのDF45にて位置設定し仮想インラインに設定。 結果以前のF15より当然奥行きは深まり、いつもチェックに使ってるチェスキーレーベルJD1の左右のギターをスピーカーから飛び出させる。 075は写真のアッティネーターにより調整しているが、元オフコースの清水さんからは075はあれば気持ちいいけど無いほうが自然で色付けし過ぎ、とのご意見で、最近はお休みさせたり使ったり…。


 

JBL2445J+075+TAD1601a×2

3ウェイでの周波数特性

シンバルのピッシーンという音が耳を心地よく刺激してくれる10KHzの山。

   

JBL2445J+TAD1601a×2

2ウェイでの周波数特性

075をカットしたことで、こっちはより自然に聞こえる。20~100Hzの充実したこと、、、!!  たっぷりスピード感のある最上の音質で清水さんのお気に入りである。


 

JBL143mkU

アキュフェーズDP80L、DC81Lから真空管KT88や6CA7アンプなどで駆動される本機は、引っ越し前はMc2600で鳴らしていた以前のスタジオより200~250Hzの谷はあるものの、はるかに耳に心地よい音質に変貌した。低域は十分出ているし中音も充実、これで8千~10KHzを下げれば文句なしの石井式いい音特性にはまる。 真空管アンプ恐るべし、、いやいや楽しめる。



撮影のためアキュフェーズ集合

C240は和歌山から移設時、左チャンネルに異常ありアキュフェーズに修理依頼したが古いため部品もなく修理困難と告げられがっくり、、懇意にしているマサ・トレーディングの小野さんに相談したら「何世代のもわたって使えるアンプと創業当時から言ってたんだから何とかしろ、せめて図面よこせば何とかする」という力強いお言葉を武器に食い下がったところ、近所の市が尾にあるというカズオラボというアキュフェーズOBが運営するラボを紹介された。だったら最初から教えんかい!!ということで電話し伺ったら、「このアンプ僕が設計したんですよ」というさらに涙が出るお言葉!!!「代替え部品もあるし、電源ケーブルもこの際交換しちゃいましょう、、」なんて乗りで修理快諾していただき安心。さらに音楽を聴いて行きなさいと促され、椅子に座ると、、、、なんと5万とあるオーディオ雑誌なのに、ただ1冊だけ、椅子の横の小さいほうのスピーカーの上にステレオサウンド69号 和歌山の実家、親父の部屋の取材を受けた記事が載っていて当然これらのアンプも、C240も掲載されている本が置かれているではないですか、、、二人で唖然。また親父自己アピールしてきた。作った人と、使ってた人、これから使う人がカズオラボで一緒になってしまった不思議な時間。驚き。

P300はまだ新品が買えなかったころMJの売りますコーナーで中古で買った一品。 出力は150W×2だけれどそれ以上のパワー感があり、清水さんたちとのライブでもPAとして38ウーファーを駆動するアンプとしてよく同行させていた。近年買ったヤマハの250Wアンプより低域のコントロール能力は優れているように感じ清水さんもお気に入りのアンプである。

P400は最近左チャンネルが時々お休みしてしまう、、近々またまたカズオラボにて調整修理してもらわなくっちゃ。純A級で駆動される音はA級ながらもシャープでかっちりくっきり、でも30年たっても一級品の音質で納得。 

M100の存在感はご覧の通り、、30年前のものだけど今でも十分実用に耐える音質と力を感じるところである。

↑オルトフォンMC2000
繊細で上品な鳴り。
親父のと合計3本あり。

↑カートリッジはオルトフォン
MC30スーパー。MC20スーパーよりも
上質な響き、ダイナミック。


世界中のCDプレーヤーの中で評価はトップクラスの毅然とした音を出すアキュフェーズDP800+DC801。 音質の評価は文句なし。絵画的でどこかに甘さがあるemmとは違いより写実的な色合いの最高のカメラで撮った画像に値する音質を誇るアキュフェーズのフラッグシップ。

DENON DP100 アナログプレーヤー →

局用に開発された本機はトーレンスとは全く別の味付けでLPを鳴らす。 すっきりくっきりしながら重厚で、搭載中のMC2000を繊細に鳴らす、カートリッジの特性を色濃く表現する素晴らしいプレーヤーである。 トーレンスやemmなどは絵画的に鳴らす機材であるのでイギリス系のスピーカーに接続、アキュフェーズやDENON、テクニクスは写実的に鳴らすのでこっちに接続して楽しんでいる。 2台ともC240のヘッドアンプにつないでいるが実用上文句なし。


↑トーレンスの昇圧トランスはやや出力弱くお休み中、上品すぎるかなあ。





やっぱり良く出来たテクニクスのターンテーブル、いやいや立派なものです。


2011.4JBL143mk2をドライブするラインナップを変更。


タスカム業務用CDRからラックスマンの24ビット 192khzにアップデートしてくれるDAコンバータ DA200からC240を介し油の乗った色気たっぷりの音色でせまるマイケルソンオースチンTVA1に送られて143mkUをドライブ。

ただ他の機材に比べて143は小さい。音質もそこまでのものか。 今後煮詰めていくか、、。それよりこのDA200はPC音声をUSBにて入力可能、加えて映像もソニーの47インチに伝送

 

JBL143MKUを鳴らすべく待機中の真空管アンプ群。ダイナコMKV ラックスA3700KT88、同6CA7仕上げなどなど

無骨な姿のTVA1
でも音はぶっとい。

 

真空管アンプは友人や親父のアンプのファンに数台あげちゃったけど、球別の代表的なものは取ってある。 ラックスキットの6550、50CA10、オーディオ専科の2A3PPや6B4GPPなど

 


検聴用によく使うCDたち、、、、左上からバッハの980円で買ったオルガンは重厚かつ深い低音がたっぷり入った超お買い得品、その右のバッハのアリア、メゾソプラノのマグダレナ・コゼナは温かみのある声質が耳に優しい、右のナタリーコールのスターダストはしょっちゅう聞いてるおしゃれな演奏で音質も最高! その右のシャコンヌはみずみずしいバイオリンの響きがスピーカーの高音チェックに欠かせない。ストリングスのゴルトベルクは親父の葬式にかけていたやつで音質も最高、心温まる名盤。右端のシフのピアノは上品かつ繊細で昔、FMエアチェックやってた時から大好きなピアニストである。

 

 

中段、エンパイアブラスとオルガンは1曲目からスピーカーの上下の繋がりと、エネルギー感をチェックするには最高。ほとばしるブラスのエネルギーとそれを支えるオルガンの重低はちんこいスピーカーでは再生不可能。 右のピリスのブラームス・ピアノトリオはさわやかな広がりのある空気感たっぷりのチェロとピアノにバイオリンが絡む素晴らしい演奏と録音を堪能できる。その右、チェスキーレーベルの第1号 JD1はスピーカーのセッティングには欠かせない、左右のジャズギターがうまくすればスピーカーから前に飛び出して聞こえてくる、最高のワンポイント録音で音場感たっぷりの3D映像ならぬ3D録音でこれを超えるものにはまだ出会ってない。その右のナタリーコール・アンフォゲタブルは言わずもがな、手放せない一枚。 さらに右トランペットとオルガンのエンパイヤブラスも優秀録音の一枚。 バッハのカンタータはナタリー・デッセイ。7曲目のカンタータ2番にはまってしまって毎日うっとりしている。優しいソプラノはめったに無いけど彼女は凄い!

 

  下段左のBADは勧められて買ったけど、打ち込みらしく空気感は皆無。切れ味をチャックするにはいいけどオーディオ的にはちょっと物足り無いかも。 右のブライアン・ブロンバーグのWOOD。これは凄い。緊張感あるピアノとハイハットの突き刺さる振動音は最高のベースにひと味もふた味も素晴らしい旨味を付け加える。 最高のウッドベースだ。 右のバポラック、ホルンの演奏は天井の音楽。オートグラフでの再生はバックのオルガンとともに心を澄んだ気持ちにさせる魔力を持ったCDである。 次に同じバポラックと小菅優Pfの演奏であるが、彼女の演奏は生で聞いたこともあるけれど、予想外に(失礼)素晴らしい演奏でバポラックを完全に支えているところが若いのに凄い。 ついで渡部麗子 バッハの無伴奏パルティータは数あるCDの中の一番お気に入りの演奏。 彼女の他のCDはまだ入手していないがこれを超える演奏は彼女自身もなかなか無いかもと感じる。最後はある教会が出版している親父のお下がりのCD。暖かな歌声と古楽器による古代曲の演奏は録音の優秀さにより空気感、実在感をたっぷり確認出来る。オーケストラ録音のお勧め品もたくさんあるけどまずはスピーカーチェック出来るもののご紹介でした。

地下室といえど道路から60cmほど下がっただけで西側はこんな感じ。  

むかしもらった宝石のようなサンゴや天然色の貝殻たち。


 

2012.5 ポリ6やローズ54鍵は使う事も無いので、知り合いの歌手、恵理ちゃんちに引っ越し、、橋爪功さんの伊豆ライブに新しく赤いボディのコルグSV1を入手。音色はまあ金額なりだけど移動しやすいかな。 本物のローズ77の音にはどれもかなわない。


キーボード関係のPAはマッキーの32chミキサーから贅沢にもアキュフェーズのP300にてボーズ101をドライブ+さらにモノラルで低音補強 ローランドのベースアンプかましてある。

   




2011.3修理改造が完成されたフェンダーローズ73は自宅に佐藤さん自ら出張してこられこの部屋で最終調整をしていただけた。  キーボードのタッチは全く問題ない、スタンウェイのピアノみたいに軽くぶれがなく素晴らしいタッチに変身。 さらに内蔵のトレモノは得も言われぬ揺らぎを発生し独特な芳醇感を振りまいてくれる。 このローズ、76年製と聞いていたけど調べてみると74年の6週目 つまり74年2月製造だった。ちょっと得した気分。いつかツイストの神元さんにここで弾いてほしいと切望。 ローズの上には30年前に買ったコルグ ポリ6 右はローランド A90EX。

 

キーボード群、、、、フェンダーローズ73は若いころ買えず56鍵で我慢していたけど2010年年末にネットで購入、出てくる音はビンテージトレモロスーパー気持ちいいサウンドである。 でも鍵盤に酷使されたせいかへたりがあり、いずれ調整してやりたいと思ってはいる。 上に乗っかってるのはローランドA90EX、右には初めてのアマチュアが手に届くようになったポリシンセ、、ポリシックスもいまだ健在。


2011.2月末フェンダーローズ73をレオミュージックに依頼し引き取って頂き調整にだした。 佐藤さんと言うリペアマンによると、1976年までは結構ラフな鍵盤だったようで56鍵のようなタッチにはならないとか、、、しかし音色といくらかの横揺れは防止できるのでと言われ調整をお願いしている。


フェンダーツイード1956 持ち主と同い年 大ステージでは音量はちょっと小さいけど文句なし。


オートグラフ側から
西側を臨む。





       



仕事場でのオーディオ

 

uDAC2

2011.3マッキントッシュXRT20とタンノイヨークHPD385Aをおごった事務室。 オーディオ的にはちょっと贅沢な事務室だけど、従業員は毎日当たり前のようにここで休憩している。 ここはC32と2500のコンビにインターシティのAEF1を介し鳴らしていたけど、プリアンプはC34Vに戻していた。やろうかと考えてる。C32は2011年2月にヘッドフォンアンプの異常でダウンしてしまい、なんとかマサトレーディングで修理できたけれど今後が心配だし、、、。 また、TVA-1も方チャンネルへばってしまい同ラボで修復完了。こっちもA3700あたりで鳴らしてみようかな。



2011.5というわけでシステムはがらりと変更。 まず音源は中古でやっと入手したハードディスクレコーダー・ヤマハHDR1300、アキュフェーズDP80LとPCオーディオ→uDAC2からDC81Lに落とし込みそこから各プリアンプへ。 HDR1300のHDはいまいちなものが内蔵されていて10倍速でコピーするとジリっていうノイズがたまに入ることも、、。 でもCDを山積みしなくてすむから便利は便利。   国内品でこういうのが市場から消えたのは残園だ。 uDAC2は簡単にPCのUSBからデジタルデータを取り込め、またアナログアウトも出来るから超便利で安い。DC81Lはいまでも立派にDA変換してくれてこれでも十分といえば十分。         プリアンプはちょっとマッキンC34Vの調子がいまいちでマサトレに入院することに、よって修理完了となったC32にバトンタッチ。  C32は長年の使用で集団のトランジスタと10000Hzイコライザのコンデンサも抜けていたみたいで左右同時に交換、なんだけどこの時代まで作業しにくいプリント基板を使っていたようで手を焼いた様子。以下の流れはdbxのグライコ2231にて音響調整しパワーアンプのマッキンMc2500に送りXRT20に。C32は34Vよりとろっとした持ち味でXRT20をふわっと鳴らしてくれる。もう一台はビタミンQをおごった7kからKT88PPのラックスA3700を介しタンノイ ヨークへ。こちらの方はホーンツイーターがSPウーファー同軸内蔵されているから、金属音はびしっと鳴らしてくれて、改めていいスピーカーだなあと関心。  でも小野さんがいてくれるから助かりますわほんとに。  電源は自宅のと交換した。



レコードもお持ちだという氏のために眠っていたB&Oの8002プレーヤーを設置。
通常ユニットはオークションで購入したヤマハHDR1300、これには180枚くらいはいる200GのHDDを使用。 でもHDDの精度が低いのか10倍速でコピーするとビリッというノイズが進入していることあり。 BGMで使用のためこんなもんで我慢。 

 

2011.6行きつけの寿司や楠本で知り合った○○さんから、メールが届いた。 彼は長年JBLとジャズをこよなく愛し、ここに置いてあったオートグラフでのジャズを酷評したので143を導入したのだけど、、それはそれで、、やっぱり酷評、、音が甘い。 075+375+2205Aなるユニットを4530BOXにて鳴らしていたんだ、、でもまたそのうち鳴らすからそれがジャズの音だあ、、と言われていた。 しかし、そのメールには、胃がんとなりあと数カ月と宣告され時間が無くなった、願わくば私に譲るからもう一度鳴らしてジャズを聴かせてほしいと書かれていた。 愕然。即答は避け重い話ではあるがお引き取りさせていただき願いを叶えてあげたく、いつものクロネコさんにお願いし移送していただき事務室に運び入れ、とりあえず音出しして、彼を呼んで聞いてもらった。  まだまだ満足できる音ではないけれど、マランツ#7k+F15+ラックスA3700KT88の2台によるマルチチャンネルシステムで鳴らしているけど2397ホーンによる甘い中音は○○さんの言われた切れる音とはちょっと違ったかも。低域は630Hzでつないでいる。 このホーンのおかげでクラシックでも重厚に鳴らすことができる。今後、蜂の巣ホーンを組んで試しに鳴らそうねと言って画策中。 昔は考えていなかった振動板の位置調整については、低域ユニットとの整合性が位置的に厳しそうではあるがそこをなんとかクリアして位相バッチリのシステムにしてもう一度聞かせてあげたいと考えている。


2011.7家で眠っていたHL-88ホーンを持ちこみドライバー375と合体。ハチの巣ホーンもやっとやりがいのあるドライバーに巡り合いきっと満悦であろう。ウッドホーンの2397より切れ味のある音色にやっぱりJAZZならこっちだわと納得。しかし、#7とA3700 KT88で聴くこいつでのクラシックもなかなか文句の付けようがないいいもの!


2012.9写真は雑然として申し訳ないが・・・・・結局 143MKUが出戻ってきた職場。 鳴らすシステムはXRT20と同じ。小さい音で鳴らすのには143これで十分。 両サイドのJBLの主は本年4月に他界されので手放そうかと考えもしたが、もう少しこちらで鳴らしてあげて供養させていただこうかと感じている。 合掌。

       



実家のオーディオ2015.1

2014夏ほとんど鳴らすものがなかった親父のオーディオルームに機材持ち込み再度挑戦。 

 

 

2セットのスピーカーは学生時代親父と買いに行ったオンキョーセプター10とパイオニアのBOXに入ったアルテック950-8。すべて親父の遺品。
それぞれKMQ80にてドライブされる。アルテック単独では広域の不足を感じフォステクスのFT90Hをコンデンサかまして追加、めちゃ切れ味鋭いシンバルが飛び散る音に豹変。こんなにいいものを友人に譲っていて、その友人が急逝しアンプたちとともに戻ってきた。



Marantz Model 3250+LUXKIT KMQ80

マランツ Model 3250
Posted by audio sharing on 1978年4月30日
Leave a comment (0)
瀬川冬樹
世界のコントロールアンプとパワーアンプ(ステレオサウンド別冊・1978年春発行)
「最新型94機種のテストリポート」より
 設計はアメリカだが製造は日本マランツが担当しているということだから、一般の輸入品と比較するよりも価格的には国産機との対抗になるが、それにしてもこれは相当によくできたコントロールアンプで、クォリティ的に国産の十数万円台のそれと比較しても全くヒケをとらない。どちらかというとさらっと乾いて小ざっぱりした感じの明るい音だが、バランスも質感もかなりのもので、レインジも広く音が新鮮で、組み合わせた510Mとの相性などP3600よりも良いと感じたほどだった。しいていえば清潔で品の良いすがすがしい反面、もう少しトロリと練り上った味わいが出れば申し分ない。

 

 


解説

管球式ステレオパワーアンプMQ80をキット化した管球式パワーアンプキット。

出力管にはプレートに大型のグラファイト電極を用いた双3極管6336Aを採用しています。

この球はプレート損失が大きく、片ユニットあたり30W、両ユニットでは60Wの大容量となっています。ただ、この種の出力管は構造上、各電極管のギャップが極めて狭く、緻密であるため、振動や熱によって電極自体が変形しないように材料的にも構造的にも安定していなければなりません。そこで、KMQ80ではRAYTHEON社のものを選別して使用しています。

出力トランスには6336Aの性能を最大限に生かすために開発されたクロスシャントプッシュプル動作の出力トランスを採用しています。

このトランスは特殊な巻線方式であるバイファイラ巻を採用しており、外観的にはOY15型と同じですが、内部構造は出力トランスの一次側巻線をプレート側とカソート側に分割し、さらにこれら2系統の巻線を同時に巻くバイファイラ巻きとしています。この方式によって小出力から大出力まで低い歪率に抑えることに成功しています。

また、出力トランス自身の周波数特性は200kHzまで伸びており、位相特性も優れているため、アンプの裸特性の改善と同時に負帰還をかけた場合の安定性も優れたものになっています。

ドライバ段にはカソードフォロア直結回路を採用しており、出力インピーダンスを低く抑えて波形歪の無いドライブ電圧を実現しています。また、この回路には多量の電圧負帰還がかかっており、歪や位相変化が少なく、出力管との直接結合も容易となっています。

この直結回路は結合部に時定数を持たないため、これに起因する過渡現象も生じず、オーバースイング時にも安定したドライブが可能となっています。

KMQ80ではこの段に双3極管12BH7Aを採用しています。

 



 

和歌山の実家での機材たち。


       

転居前のオーディオルームはこちら>>