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maker Washburn year 1911or12 No. 293120

有名なハープの会社であるLyon & Healy社の傘下でギター製作を始めた Washburnは Martin社より早くスチール弦仕上げを制作していた。
本器も当初ナイロン弦を張っていたが、椎野秀聡さんに改修を依頼し、ブリッジの位置調整と新規作成をお願いし、オクターブピッチも合うように調整され、現在はスチール弦にて調弦。
もともとはネック角度が大きく取られていて、ハイポジションでの使用などなかった時代で大きな音を出すのにはそんなセッティングでもよかったのかもしれないが、購入先の弦遊亭にて仕込み角度は現代風に調整してもらっていたから、現在ではハイポジション含め全てのポジションで心地よい倍音豊かな音色を奏でてくれる。
しかし、washburnのここまで装飾が入ったモデルは写真でもあまり見たこともなく、マーチンで言うと42クラスの装飾かと感じる。 アメリカンギターの解説ページにはもう少しだけ豪華な装飾をもつギターが掲載されているが、指板の装飾はほぼ同じ装飾になっている。
トップはアディロンダックスプルース、バックサイドはもちろんブラジリアン、指板は素晴らしい黒檀である。
材料が素晴らしいし作りも立派という椎野さんはじめギター仲間の河毛さんも触手を伸ばしているが、見つけたのは手放せませんmmm。
  購入先 弦遊亭
https://en.wikipedia.org/wiki/Washburn_Guitars


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当時の最高級モデルとほぼ同じ仕上げ