maker UCHIDA year 1997 No. 9702
レースウッドという材料で作られたバックサイドの材に驚かされた。ナイロン弦でありリュートのような響きを持つが、このギターを様々なチューニングで弾いても何を弾けばよいかなかなか閃かない。結局中世的な音楽を弾くように作られたのかなと感じるところである。ボディはかなり軽く弾きやすく、作りは非常に丁寧で綺麗な仕上げに驚かされるところであり、工芸品としては最高かも。

以下は内田ギターのサイトより
http://www10.plala.or.jp/harp-g/UchidaGuitar.htm
ナイロン弦の12弦ギター。極めて珍しい。
レースウッドを側・裏板に使用。3コースの細い弦はリュート弦を使用する。
ロジャースペグ。ロジャースのホームページにこのギターの写真が掲載され、紹介されている。
鉄弦の12弦ギターとは全く異なるサウンド。低音弦もしっかりなるリュートの様だ。日本人には12弦で著名な人がいないがこのような楽器から素晴らしい曲が生まれてきてほしい。
[*このギターの写真はPlayer 1998年8月号 184ページ、2000年11月号 208ページに掲載されています]


画像をクリックすると拡大画像が表示されます
マウスオーバーで背面をご覧いただけます